優しい魔女は嘘をつく
「あぁー……どうしよ」
絶対嫌われた。普通の人ならまだ良かったかもしれない。
でも、堂本くんだったから。堂本くんを怒らせてしまったから。
罪悪感が抜けない。もう、絶対に、後で何かされるに違いない。
私は膝に顔を埋めて、再びため息を溢す。
隣で昼食を食べている咲良が、「大丈夫?」と聞いてくる。
全然……大丈夫じゃない。
『……最低だな』
あの時の言葉が頭で木霊して、余計に不安が募る。