政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
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セックスなんて、やっぱりそれ相応の年齢になってから体験すべきだったと、今にして思う。

わたしと海洋とはお互いに「初めて」だった。

しかも、浅はかなコドモだった中二のわたしの作戦のキャミ型のトップスとショートパンツによって煽られてしまった高一の海洋には、何の準備もなかった。

ただただ、若い欲望に流されてしまったのだ。

だけど、処女と童貞同士がいきなり「今日のあなたはよかったわ」「今日の君こそよかったよ」なんて言えるほど、セックスっていうのは甘くはない。

海洋はわたしがしっかり潤って準備が整うようにしてくれる技能はおろか、せめてわたしが自力で潤うまで待ってくれる余裕すらなかった。

とりあえず全部挿れてしまったと思ったら、わたしが歯を食いしばって耐えているのを顧みず、自分勝手に、がしがし動いた。
嫌われたくないわたしは、痛みに耐えて耐えて耐え抜いた。

でも、海洋を恨むのはお門違いだ。
男子高校生なんて、みんなそんなものだ。
逆にそんな頃から完璧にケアしてくれる方が、末恐ろしい。

そして、何の準備もケアもしないままのセックスは最悪の終わりを遂げた。

……海洋が胎内(なか)で出してしまったのである。

彼の名誉のために言うが、「直前」で抜こうと思っていたんだそうだ。
しかし、大のオトナでも難しいタイミングを童貞くんにわかるわけがない。

わたしも、海洋も、真っ青になった。
わたしはまだ、十四歳になったばかりだった。
ドラマでも「十五歳の母」じゃないか。

次の生理が来るまでの間の「地獄」は思い出したくもない。親友の華絵にも、だれにも言えない。

海洋にだって「めんどくさい女」だと思われるのが怖くて、もっとそういうことに要領のいい「オトナの女」に心変わりされるのが怖くて、なにも言えなかった。

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