政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
今から思えば、「異変」はその次のセックスのときからじわじわと始まっていたように思う。
生理が無事に来てホッとしたのもつかの間、海洋が「彩、次は大丈夫だから」と言ってゴムを調達して誘ってくるようになった。
オンナの味を覚えた男子高生なんて、盛りのついたサルかネコと同じだから、仕方ない。
やがて、初めてのときよりも、随分とすんなり挿入るようになってきた。
だけど……やっぱり「気持ちいい」なんて到底思えなかった。
いつも、なにか良くないことをしている、と罪悪感に似たものと闘っているみたいな気がしてならなかった。そして、セックスをすることで妊娠するかもしれないということが、ものすごく怖かった。
それでも、海洋の「要求」にはいつでも応じていた。
……それは、ある日、突然起こった。
たぶん、心よりカラダの方が正直に「拒否」したのだろう。
海洋がわたしの中へ入った瞬間、身体が強張って信じられない力が加わった。
気がつけば……海洋が速攻で果てていた。
それ以後、何回やっても、どんな体位で行っても、海洋は秒殺されるようになった。
そのうち……もっと恐ろしいことが起こった。
……海洋が高校生にして、勃たなくなったのである。
完全に精神的なものに起因するEDだった。