政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
「だけど、将吾はわかばちゃんにネックレスを買ってあげたじゃん。それも、わたしがママとウェディングドレスを選びに行った日に……ゴルフに行くってウソついて」
わたしは話しているうちに、腹が立つというよりも、なんだか悲しくなってきた。
将吾は「なぜ、おまえ、そのことを……」という顔で呆然としている。
「……もう、いいよ」
今度こそ、わたしは将吾の腕から離れて起き上がろうとした。
「ま…待て、彩乃」
将吾が背後からわたしをすっぽり包んで、引き留める。