政略結婚はせつない恋の予感⁉︎
「……おれは、わかばを三歳の頃から見てるんだぞ。十歳以上も離れてるし、オンナになんて見えるわけないだろ?」
将吾は宥めるような甘い声でそう言って、わたしの額にちゅっとキスした。
「あんなに小さかったわかばが、いっぱしの顔して静枝さんと食事の用意とかしてるのを見てるとさ、皿でも割るんじゃないかって危なっかしくて見てらんねえくらい、おれにとってはガキなんだよ」
その気持ちが、あのチーズみたいに「蕩けるような笑顔」ってわけ?
確かに……おじいちゃんが孫娘を、
飼い主が愛しのペットを、
見るような笑顔に見えなくもないけれど……