独り占めしても、いいですか?
「秀ちゃん、どう思う?」



優希が秀也に意見を求める。



すでに秀也は考え始めていた。



勉強ではいつも1位の秀也だ。



俺がたまに抜くこともあるけど、ほとんど負ける。



さらに、こういう時の頭の回転の速さは侮れない。



「…元々おかしかったんだよ。

部屋の鍵は1つだけなのに、受付の人から俺達が鍵を受け取った。

だから、日和は部屋にいなかったってことになる。

荷物があるから、1度この部屋に来たことは確かだよね。

多分、俺達のことを考えて受付の人に鍵を渡した後、どこかへ出掛けたんだ。

その時にSanlightのことを受付の人に言った。

だから俺達は本人確認をしなくても鍵がもらえた」



秀也は驚くほど冷静だ。



この説明を受けたら納得せざるを得ない。


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