独り占めしても、いいですか?
「僕お腹空いちゃったー!

ホテルのコンビニでご飯買ってくるね!

秀ちゃんも一緒に行こ!」



「そうだね、優希はみんなの好物よく知らないもんね」



「ひどーい!

僕だってちゃんと知ってるよ〜」



そんな会話をしながら2人は部屋を出て行った。



これで残ったメンバーは私と凛と透の3人。



ここで透までどこかに行っちゃったら、私気まづい…



チラッと凛の方を見たけど、目線が合う気配はなかった。



「日和、ちょっと」



透に呼ばれて、一緒にドア近くまで移動する。



そうすると、凛が1人ぼっちみたいで寂しそう。



「俺は秀也達を追いかける」



「えっ、透も行っちゃうの…?」



服の袖を掴んで、行って欲しくないと目で訴えた。



透なら、こうしたら行かないでいてくれると思った。



「ごめん、今日は頼みを聞いてやれない」



断られたのは初めてだった。



でも透の目を見たら、何を言っても無駄な気がした。



私が袖から手を離すと、透は頭を撫でてくれた。



「凛もいろいろ考えてる。

話、聞いてやってくれ」



「…うん。

早く、帰ってきてね…」



透は出て行った。


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