独り占めしても、いいですか?
♡♡♡
「お迎えのバス、もうすぐかな?」
「うん、もうすぐでくるよ!」
ママと手を繋いで、幼稚園のバスが迎えに来るのを待つ。
ママはウキウキして楽しそうだけど、私はそうじゃなかった。
幼稚園、行きたくないもん。
ママと繋いでいるこの手が離れてしまったら、もう夕方まで会うことはない。
そう考えると、ママの手が急に名残惜しく感じるようになった。
またあの2人に会わなくちゃいけない。
また、誰も私と話してくれないかもしれない。
そしてきっと、今日から始まる授業で、私は落ちこぼれ認定されるんだ…
気持ちと一緒に顔まで下を向いてしまったその時…
「お迎えのバス、もうすぐかな?」
「うん、もうすぐでくるよ!」
ママと手を繋いで、幼稚園のバスが迎えに来るのを待つ。
ママはウキウキして楽しそうだけど、私はそうじゃなかった。
幼稚園、行きたくないもん。
ママと繋いでいるこの手が離れてしまったら、もう夕方まで会うことはない。
そう考えると、ママの手が急に名残惜しく感じるようになった。
またあの2人に会わなくちゃいけない。
また、誰も私と話してくれないかもしれない。
そしてきっと、今日から始まる授業で、私は落ちこぼれ認定されるんだ…
気持ちと一緒に顔まで下を向いてしまったその時…