独り占めしても、いいですか?
「ほらね」



ビクッ



姫乃ちゃんが耳元でささやいた。



「日和ちゃんって、ただの男好きなんでしょ?

そんな適当な気持ちで人付き合いするから、こういうことになるんじゃない?」



私はカァーッと顔が熱くなった。



恥ずかしくて、惨めで、悲しくて悔しくて…



涙がこぼれ落ちた。



なんとなく感じていた壁が壊された気がした。



凛の口から聞いてしまうと、認めざるを得なくて。



ただただ涙が溢れた。



颯人にーに会いたい。



ここまで強く思ったのは久しぶりだった。



久しぶりに、ひとりぼっちの感覚を味わった。



振り出しに戻ったみたいだった。


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