独り占めしても、いいですか?
「あれ?凛、姫乃ちゃんはバスに乗ってるよ?」



秀也が周りを見渡しながら言った。



「んなわけねーだろ…

だって日和がいないんだからきっと今頃一緒に…」



いた。



姫乃だけ。



嫌な予感がした。



急いで姫乃のところに行き、問い詰める。



「姫乃!日和はどうしたんだよ⁉︎」



「り、凛君っ…

日和ちゃんは…その、お母さんが迎えにきてたから先に帰ったの!」



母さんが迎えに…



全然気づかなかったけど、それなら大丈夫か…



「そっか…」



「今日1日でひめ達すっごく仲良くなったんだよ?

凛君との仲直りも、ひめから言ってあげるから、心配しないでね!」



「ああ…」



大丈夫なはずなのに胸騒ぎがする。



なんで…



「あっ、ひめバス降りないとだから!」



そう言って姫乃は慌てるようにバスを降りて行った。


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