独り占めしても、いいですか?
俺は透達がいる元いた席に戻る。
「凛ちゃん、姫乃ちゃんなんて言ってた?」
「日和の母さんが迎えに来たらしい…」
「そっか、それなら安心だね」
「姫乃の嘘じゃないのか?」
透の一言で一瞬空気が凍りついた。
「そ、そんなわけねーだろ。
だいたい透は姫乃を毛嫌いしすぎだって。
あいつだって根っからの悪人じゃないんだし…」
「俺は日和の母さんを見てない」
「俺だって見てないけど、きっと気づかないうちに…」
言いながら不安になってきた。
うちの幼稚園は少し特殊だ。
やることなすこと全てが他の幼稚園よりも遥かに進んでいる。
幼稚園に入るために受験だってある。
年少からの通園は幼稚園のバスでも保護者の迎えでも好きな方を子供が選んでいい。
年中になれば集団下校が可能になるし、年長なら1人でも許可されている。
ある程度自立した子供だけが集められている幼稚園だから、更なる自立のために園児の自主性を重じている、らしい。
そんなことを母さんが言ってた。
だから、年少以上になればバス通学の点呼は取らない。
もし日和がバスに乗っていないとしても、先生達は気に留めない。
「凛ちゃん、姫乃ちゃんなんて言ってた?」
「日和の母さんが迎えに来たらしい…」
「そっか、それなら安心だね」
「姫乃の嘘じゃないのか?」
透の一言で一瞬空気が凍りついた。
「そ、そんなわけねーだろ。
だいたい透は姫乃を毛嫌いしすぎだって。
あいつだって根っからの悪人じゃないんだし…」
「俺は日和の母さんを見てない」
「俺だって見てないけど、きっと気づかないうちに…」
言いながら不安になってきた。
うちの幼稚園は少し特殊だ。
やることなすこと全てが他の幼稚園よりも遥かに進んでいる。
幼稚園に入るために受験だってある。
年少からの通園は幼稚園のバスでも保護者の迎えでも好きな方を子供が選んでいい。
年中になれば集団下校が可能になるし、年長なら1人でも許可されている。
ある程度自立した子供だけが集められている幼稚園だから、更なる自立のために園児の自主性を重じている、らしい。
そんなことを母さんが言ってた。
だから、年少以上になればバス通学の点呼は取らない。
もし日和がバスに乗っていないとしても、先生達は気に留めない。