独り占めしても、いいですか?
「君たち!そっちは危ないよ!」



背後から慌てた声が聞こえた。



振り返ると、そこにはおまわりさんがいた。



「ここは危ないからね、入っちゃダメだよ?

お父さんやお母さんは?」



「今日は俺達だけ」



怒られるかもしれないと思って、少し気まずそうに答えた。



「この中に、友達がいるかもしれない」



透が話を変えるように、路地を指差して言う。



「え?ここに?

それならおじさんが見てきてあげるから、その子の特徴を教えてくれるかな?」



俺達の目線に合わせて座ってくれたおまわりさんは優しい声で言った。



「えっと…今日はピンクのワンピースを着てて、髪はブロンドで、俺達と同じくらいの大きさの女の子…です」



今日の日和を思い返しながら言う。



「ああ!その子なら、探してたんだよ!」



「なんで⁉︎」



「少し前に変な人がその子に話しかけててね…お母さんに迎えに来てもらう必要があるから、一緒に警察署に来てもらおうと思ったんだけど…

途中でどこかへ行ってしまって、今探していたところなんだよ」


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