物理に恋して
彼女が考えることは、解ってるはずだった。
それなのに、知らないふりしてた。
美月の言葉が、直球で、刺さって、胸が痛い。
この曖昧な関係を、ずっと曖昧に続けてくのは、真っ直ぐな美月にとって、酷過ぎたはず。
だから、彼女はどうにかしようとしてた。
花火のときから。
いや、もっと前から。
何度も、ビビって曖昧にしてたのは自分で。
「先生、ごめんね、」
また。
ちゃんと、いつもの美月に戻ろうとしてる。
それに安心してた自分が情けなさすぎだろ。