オセロガールの計算違い3
「わたし、あやまらないからね」

どっちに言うでもなく、ノリコが宣言するように言った。

「謝ってくれなんて、言ってないよ」
と、トオル。

「だって」
ノリコはぶすっとしてる。不満そうだ。

「わたし、たった今ふられちゃった」
え?
だって、自然消滅って。

「そんなことも言ってないし」

ちょ、ちょっと待ってよ。
なんで、私連れてこられてんの?
ひとの痴話げんか聞いてる場合じゃないんですけど。

「きっちり別れたことにしてくれって言ったじゃん」
「それは・・・」

「あのー。わたしいなきゃだめ?」
おそるおそる訊いてみた。

「わたしが行くよ」
ノリコが立ち去ろうとする。

なんでよ?もう。

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