好きやねん(押さえられへん思い)
絡まる糸
俺は、永遠邪魔だと言わんばりかりの隼人に逃げんとあかんようなして、『俺』と言ってん。
『すまん』と隼人の声に、俺は、頭を過ってん。
邪魔だと言うことを、隼人は、悩んどる俺に言えねぇから、『すまん』っと言ったんやと思うねん。
喉に物が詰まったように
「話を聞いてくれてサンキューやで。
菜穂さん、隼人を宜しくやで」
俺は、座席を立って、隼人と菜穂さんの顔をみいひんように立ってん。
居心地が悪いねん。
なんも分からへんままにファストフードを後にしてん。
微かに光る月が夜空に人気は、目玉存在に光ってるねん。
たったったっと歩いてたら、隼人は、俺に何が言いたかったや。
漠然と意味を考えてるねん。