好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



ふっとそちらに目を向ければ、いるのはテーブルに肘をついて何故かムスッとしている大志の姿。




「何よ、そんな不機嫌になって」

「…誰、あいつ」



加賀さんにレジを任せて大志のところへ向かえば、こいつは加賀さんのことを聞いて来た。



珍しい。大志がCATのスタッフに興味持つなんて。




「加賀さんだよ。先週入った人」

「ふーん…」


そっちが聞いて来たにも関わらず、大志の返事は物凄く適当で。




「今日の注文は?ガーリックサンド?チョコあんぱん?」


とりあえず話を逸らそうと、注文を取ることにした。



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