好きって言ってほしいのは、嘘つきな君だった。



「それはこっちのセリフなんだけど」


けど、舞も負けじとそう言ってきた。




「あんたのことが好きすぎて、ほんっとにムカつく」


そう言いながらもさらに抱き締める力が強くなっているのが伝わってくる。



あーもう、どうしてくれようか、この可愛い生き物。




「とりあえず、どっかのカフェにでも寄って帰る?舞の誕生日祝いってことで」

「ん、行く」


素直な返事をする舞が、本当に可愛くて。




俺たちはそのまま手を繋いでカフェへと向かい、ささやかながらにその日の舞の誕生日祝いを行った。



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