イジワル男子の甘い声


「うぅ、飛んだ勘違いを。すまぬかった…」


アホすぎる。

恥ずかしすぎる。

土に埋まりたい。

私はこいつにどんだけ恥ずかしいところを見せたら気が済むんだよ。


あぁ、辛い。


どんどん黒歴史が増えていく。


柏場のことだから、いつ「あの頃の失態を全部バラすぞ」なんて脅されるかわかんないんだから。


「まぁ、放課後無視してあいつらと遊びになんて行かれたら、それこそ半殺しじゃすまねーからな」


「えっ、」


────ゴンッ



「イテッ!ハンゴロ…?!」


柏場は、私の頭にチョップをかますと、スタスタと廊下を後にした。


「女子に、半殺しとかいうかね…普通」


チョップされた頭をさすり、小さくなっていく彼の背中に小声でそう呟いてから私はみんなの待ってる教室へと戻った。



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