イジワル男子の甘い声
ソファに預けていた身体を起こして、タオルケットを畳む。
すごい…フッカフカのソファだったから、身体が全然痛くない。
起き上がるのちょっと怖かったんだけど。
改めて、こんな素敵なソファに汚い私を寝かせてくれた柏場には感謝だ。
そう…感謝。
こんなにしてもらったんだから。
畳んだタオルケットと枕を持ったまま、立ち上がり、静かなリビングを出て、玄関までの廊下を歩く。
柏場を起こさないように抜き足差し足で。
玄関の鍵かけに下がってる鍵を手に取ってから、ゆっくりと鍵を開けてドアを開ける。
一応、鍵かけて置いたほうがいいよね。
心の中で「お借りします」と言ってから、外に出て、私は柏場の家の玄関を閉めた。