イジワル男子の甘い声





「あの…柏場くん?なぜ私は今…柏場くんの家にいるんでしょうか?」


マンションについて、自分の家のドアに手をかけようとしたら、またも彼に腕を掴まれて。


気付けば、リビングのソファーとローテーブルの間で突っ立っている状況。


「わからないところ、解決したのかよ」


「へっ」


柏場がなんの質問をしているのかわからなくてぽかんと口を開けてしまう。


「チッ。だから…この間の数学」


相変わらず不機嫌だし、舌打ち付きだけど。
柏場のセリフに驚いてしまう。


「えっ?!柏場くん、勉強教えてくれるの?!どう言う風の吹きまわし?!あんなに嫌がってたのに…」


一体、どんな心境の変化だろか。
あまりにも急すぎて、固まってしまう。


あの柏場が、突然勉強を教える気になったなんて。


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