花と君といつまでも(完結)
ー水原sideー
あの日、紫苑は何故か自分の名前の花の意味を言い逃げしてからというもの音信不通だ
もう会えないんじゃないか そんな気がしていた
でも風鈴町にあるらしい紫苑畑に行くと彼女は言っていた。
9月に満開の時期を迎える紫苑の花
いつ行けば、彼女に会えるのかなんてわからない。
だけど彼女を探そうとは思ってなかった。
彼女がそれを望んでないような気がしたからだ
「水原さん、最近どうしたんですか?」
「?あぁ宮崎か いや、なんでもねぇよ」
「何でもなくないですよね?流石に俺でもわかりますよ。
話を聞いてないことなんてざらだし」
正直堪えていた
彼女がいなくなって3日。
自分でも早すぎると思っていたが、今までも3日会わないなんて普通
ましてや、数ヶ月前までは顔も知らない人だ。
なのに、彼女の存在は俺の心の中でどんどん大きくなっていく
“会いたい”
俺にはその選択肢しかなかった。
あの日、紫苑は何故か自分の名前の花の意味を言い逃げしてからというもの音信不通だ
もう会えないんじゃないか そんな気がしていた
でも風鈴町にあるらしい紫苑畑に行くと彼女は言っていた。
9月に満開の時期を迎える紫苑の花
いつ行けば、彼女に会えるのかなんてわからない。
だけど彼女を探そうとは思ってなかった。
彼女がそれを望んでないような気がしたからだ
「水原さん、最近どうしたんですか?」
「?あぁ宮崎か いや、なんでもねぇよ」
「何でもなくないですよね?流石に俺でもわかりますよ。
話を聞いてないことなんてざらだし」
正直堪えていた
彼女がいなくなって3日。
自分でも早すぎると思っていたが、今までも3日会わないなんて普通
ましてや、数ヶ月前までは顔も知らない人だ。
なのに、彼女の存在は俺の心の中でどんどん大きくなっていく
“会いたい”
俺にはその選択肢しかなかった。