花と君といつまでも(完結)
「まじか...」


着いた俺の前に広がるのは1面に広がる紫苑の花。


人も結構いて、この中から紫苑を探せるのか心配だったけど


そんな心配不要だった。



紫苑...


俺は存在を確かめたくて、絶対紫苑だと思ったから話しかけるより先に前に歩いている紫苑抱きついた。



「紫苑...お前どこにいたんだよ
ずっと、ずっと探してた。お前を一日も忘れた日なんてない。」




「...水原さん?」


紫苑の声だ...
紫苑は生きてるんだ。
紫苑は俺の目の前に、この腕の中にいる。



紫苑がここにいるということが嬉しくて、涙を流していた。


「まって、水原さん結婚式は?」

「なんでそれ...」



そう言えばサユリが意地悪したとか言ってたし話したんだろうな
本当は怒るところなんだろうけど、今が幸せすぎて笑ってしまった


紫苑の顔が見たい...

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