花と君といつまでも(完結)
「こんな男!こっちから願い下げよ!
よくわからない女の為に泣いてる男なんかと結婚したくないわ!
早く行きなさいよ!!」

サユリは俺のために本当はそんなこと望んでいないのに、泣きながら俺を振ってくれた



俺、泣いてたのか...


「なにしてんのよ!
早く行きなさいよ!車なら私のでも使いなさい」


「サユリ...
ありがとな。本当にありがとう」


玄関口までサユリは来てくれた。


「あのね、純也
私、紫苑さんに意地悪した。」


「っお前...紫苑に会ったのか?」


「えぇ会ったわ。とても可愛らしい方ね。
貴方はそういう子がタイプなのね」


「あぁ...可愛いだろ」


「惚気ないで。

あとね...
展示会の邪魔したのも私。ごめんなさい」


「...」


これについて問いただしたいところだが、俺は紫苑の所に早く行きたかった。



ナビで風鈴町をセットすると
ここからそんなに遠くなかった。
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