キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
☆☆☆

それからあたしたち4人はゾロゾロと図書館へと向かった。


そろそろ電車に乗らないと、この町の最終電車も早い。


けれど、ここで帰るわけにはいかなかった。


なんならもう一泊してとことん調べるつもりでもあった。


「あら、また来たの?」


図書館のお姉さんともすっかり顔なじみになってしまって、あたしたちが入って行くと笑顔で迎えてくれた。


「すみません。少し知りたいことがあるんです」


あたしはおずおずとそう切り出した。


人生き死にについた話す事は気がひけるけれど、仕方がない。


「なに? あたしが知ってることなら、なんでも言って?」


お姉さんはそう言い、大きなテーブルへと向かった。
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