キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
けれど、リナはそれほどまで追い詰められているのだ。


四六時中動画の事が頭から離れず、次は自分が死ぬのだと怯えているのだ。


あたしはすぐに返事を書いた。


《大丈夫だよリナ。怖いなら明日は家にいればいいんだよ。外へ出なければきっと大丈夫》


リナの動画は人影が跳ね飛ばされていた。


あれはよく考えれば、車に轢かれているようにも見える。


それなら、家から出なければ安全と言う事になる。


《そっか……そうだよね。家にいれば大丈夫だよね?》


《うん。大丈夫だよ、リナ》


あたしには、そうやってリナを励ます事しかできなかったのだった。
< 52 / 242 >

この作品をシェア

pagetop