キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
なにも言わないあたしたちに、寛太がそう言った。


沙良がおずおずおとスマホを差し出す。


寛太は動画を何度も再生し、確認し始めた。


「こんなの今どき子供でも作れる動画だろ」


「そうかもしれないけど……。1日おきにカウントダウンされるの」


沙良が言う。


「それも受け取った相手を怖がらせるためだろ?」


寛太はそう言った時、不意に首を傾げた。


「どうしたの?」


あたしは寛太に尋ねる。


「今、なにか聞こえて来た気がする」


眉を寄せ、もう1度動画を再生させる寛太。
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