大切なキミへ。
「ん〜…そうね。」

「やっぱり…「けど。」

「ん?」

「人を好きになるのは仕方ないじゃない。」






姫咲は、真剣な顔で私に言う。






「それにさ。西園寺くんの実家は、あの有名な西園寺グループでしょう?」


「そうだけど…」


「相園財閥の令嬢と西園寺グループの御曹司…そんな2人が思い合ってるなんて知ったら、お見合いが決まるかもね。」






…はい?



「姫咲、何言ってるの。」

「え〜?有り得なくない話でしょう?」






んふふ、と上品に笑う姫咲はどこまでもゆるい。
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