たったひとつの愛を君に



学校へ行くと担任と学年主任が玄関で待ってくれていた。

「蜜、大変だったな。よく来たね。」

そう言って2人は笑顔で迎えてくれた。

「クラスメイトには話しておいた。皆協力してくれるよ。」

本当に?私なんかを助けてくれるの?

担任の言葉を素直に信じられなかった。

それでもここまで来たんだ。

教室へ行きたい。

星や蜂に会いたい。

思い切って私は教室へと向かった。


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