たったひとつの愛を君に



帰り際、母を待っている時に担任に尋ねてみると

「蜜が来る前に、星と蜂が教卓に立って皆に話したんだ。線維筋痛症がどれほど苦しい病気なのか。蜜がどれほど苦しんでいるか。」

「最初は皆半信半疑だったよ。なんせ聞いたこともない病気だったからな。でも、2人の必死の訴えの甲斐あって少しずつ皆気が変わってきたんだよ。結局は皆助けようって気持ちになった。蜜は良い友達を持ったな。」

そう教えてくれた。


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