たったひとつの愛を君に



本当はあんなこと見られた現場に来させるのはどうかと思ったが、

私は未だに1人で歩けない。

母も仕事で居ないし、仕方がなかった。



しばらくすると、2人がやって来た。

蜂はいつも通りに見えたが、

星はずっと下を向いたままだ。


どうしよう、なんて切り出せばいいんだろう。

私もつられて下を向く。


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