たったひとつの愛を君に
担任の言葉に驚いた。
まだ話は続くようなので耳を傾ける。
「僕はここに来る前、通信制の学校の先生をしてたんだ。そこなら公立だから学費も安いし、学校に通うのも月2回だからそこまで負担もかからないと思うんだ。」
そこまで聞いて私は素直に行きたいと思った。
そもそも学校が嫌で辞める訳ではない為、
勉強が出来るのは嬉しいし、
通えば高卒の資格ももらえる。
私にうってつけだと思った。