たったひとつの愛を君に



問題は車椅子の私が受け入れてもらえるか、

そして私の身体が授業に耐えられるかどうかだった。

正直不安だった。

授業なんてもう長く受けていない。

普段は家で寝ているだけの私に

頑張れるだろうか。

母も心配しているのはそこだけのようだ。

でも、学校へ行きたい。

その思いが強かった。

その為には頑張るしかない。

大丈夫、頑張れ、私。

そう何度も自分に言い聞かせた。

そしてその勢いで母に


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