たったひとつの愛を君に



「私頑張るから、行かせてください。」

あまりお願いをしない私の精一杯の頼み。

「蜜ならそう言うと思った。頑張りなさい。」

そう言った母は満面の笑みを浮かべていた。

私もつられて笑顔になる。

「ありがとうお母さん。」

そう言うと私の新しい高校生活が決まった。


< 249 / 322 >

この作品をシェア

pagetop