たったひとつの愛を君に



入学したあの頃は、まさかこんなことになるなんて思いもしなかった。

星と出逢うまで、友達なんか居なくてずっと独りだった。

健康体そのもので病院とは縁もなかった。

当たり前のように食事をしていた。

毎日の授業がとても長く感じて

嫌に感じることも多々あった。



でも今は全然違う。

星という友達と、蜂という恋人が居る。

痛みと闘いながら食生活を考えることが増えた。

学校へ行きたくて、授業が受けたくて

ここを辞めても通信制に行くことを決めた。


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