たったひとつの愛を君に



「あいつは、蜜のことが好きだったんだ。蜜が学校に来れなくなった時、やけに蜜について聞いてくるもんだから問い詰めたら言ってたよ。」

私を、好きだった。

だからこんなことをしたの?

好きだから許されるとでも思ったの?

考えると頭が割れそうに痛んだ。

無茶に抱かれたせいで身体の痛みも出ていた。



心も身体も、限界だった。


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