たったひとつの愛を君に



列に並んでものの数分で順番はきた。

「空いててよかったよね。」

「ほんと、並ぶのってしんどいもんな。」

なんて私と蜂が話しながら乗り込もうとしていると

後ろからトンっと背中を押された。

「えっ?なに?」

振り返ると係の人がドアを閉めるのが見えた。

外では私達に向かって手を振る星。

「もう…なんなんだろう?何で星ちゃんは乗らなかったのかな?」


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