星空を見上げて

その後もしばらくお喋りをしたのち結婚式での再会を約束して冴子さんと別れた

時間を確認するとまだお昼をまわったばかりだ
ホテルに帰るにはまだ時間が早い、かといって家には戻れないしどうしよう
と、ひとつやりたいことを思いついた

・・・・・

彼と過ごしたマンション、ほぼ毎日通ったスーパー、
コーヒーが切れるといつも買いに行ってたコーヒーショップ
新冊が出ると買いに行っていた本屋さん、駅前のケーキ屋さんetc

私は通いなれたお店をまわってデジカメに納めていた
これでいつでも北海道を思い出すことができる
気がつくと辺りがうっすら暗くなってきたので
そろそろホテルに戻ろうかと思っているとケータイが鳴った

「もしもし」

『葵まだ外か?』

「はい、圭介さん終わったんですか?」

『とりあえず終わった、今から夕食を食べに行かないか?』

「どこで待ち合わせますか」

『葵は今どこにいる?』

「私は・・・」


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