星空を見上げて

・・・・・

圭介さんとはいつも利用していたマンション最寄りの駅で待ち合わせた
私がいる場所を言うとちょっと驚いていたがすぐに行くといって電話を切った

駅前で待っていると10数分で圭介さんがやってきた
どうやら彼も近くにいたようだ
話し合った結果夕食はよく食べにきていた焼き肉屋さんになった


前回来てからだいぶご無沙汰していたがお店は相変わらず賑わっていた
ここももう来ることはないだろう
いつもと同じように料理を注文してお肉を焼きながら食べていると

「葵はどうしてこっちに居たんだ?」

「冴子さんと別れたあと色々な所を歩いてたんです」

「色々な所?」

「いつも買いモノしていたスーパーとかコーヒーショップや本屋さん
近くの公園、散歩道、待ち合わせをした駅とかホント沢山
とにかくこっちで暮らしていたときに行ってた場所を
思いつくかぎりまわって写真に納めてたんです
思い出を残しておこうと思って・・気がついたら凄い枚数になってました」

「葵は本当に北海道が好きなんだな、東京に連れていくのは気が引ける」

「そんなこと言わないでください
圭介さんと一緒なら私はどこでもいいんですから」

「写真あとで俺にも見せてくれ」

「はい」

その後食事を済ませると
お店の前からタクシーに乗りホテルに帰った


< 150 / 183 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop