星空を見上げて
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夕食の下ごしらえを済ませ、彼の帰りを待っている間バルコニーに出てみた
3階なので眺めは期待できないと思っていたが
まわりに高い建物がないので想像したいたよりも景色は良かった
わりと遠くまで見渡せるし夜景も素晴らしかった
でも星空は北海道ほど見えない、ちょっと残念に思っていると
「ただいま」と後ろで圭介さんの声がした
「お帰りなさい」と言うとちゅっとキスされた
「お風呂沸いてますよ入ってきてください、その間に料理を用意しておきます」
お風呂から上がったあと食事をしていると
「来週の金曜に会社関係者を招待して報告をすることになった
なのでその時葵を皆に紹介するから心得ておいてくれ」
「はい分りました」
「俺以外にも親父にお袋、姉きや洋介もいるから心配しなくても大丈夫だ」
それを聞いてほっとした
心構えはしてきたつもりだけどいざ公の場に出るのはどきどきだからだ
食後は2人でコーヒータイムなのだが
忙しいのか食事を済ませると書斎に行ってしまった
私はというと眠るにはまだ早いのでソファーで本の続きを読んでいた
同じ家にいるのに別々の部屋で過ごすのは久しぶりだ
寂しいけど落ち着くまでの辛抱だ、そう思い本に目をやった