星空を見上げて

圭介side

まだ正式に就任した訳ではないが社長である親父から
引き継ぎながら仕事をこなしていた

「社長こちらの書類ですが」そう言い浅野が入ってきた

「浅野、俺はまだ社長じゃない」

「失礼しました」
そう言いながらも既に俺を社長として仕事を持ってくる

結局俺の秘書は引き続き浅野がすることになった
北海道にいた時から一緒にやっているので遠慮することもないし
言葉にしなくても進んで動いてくれる
初日から仕事が捗っているのは浅野の働きが大きい

洋介も今日からは副社長として仕事をしている
向こうも忙しく動き回っているようだ、お互い慣れるまでの辛抱だな

ちょうど仕事のキリが良かったのでいったん休憩することにした
するとさっそく親父が

「圭介、例のうち主催のパーティだが来週の金曜日に決まった
そこで社長就任と結婚の報告をするので葵さんにも言っておきなさい」

「ああ分った」

今まではパーティというとウチと繋がりを持ちたい会社が多く
ここぞとばかり見合いを持ちだしてきていたが今後はそれも無くなる
会社のために好きでもないオンナと結婚するなんて冗談じゃないからな

心配なのは社長の娘たちだ、多分今回パーティに出席する者もいるだろう
葵にちょっかいを出さなければいいのだが・・
念のため姉きにも協力を頼んでおこう

そんなことを考えながらコーヒーを飲み干すと引き続き書類に向き合った


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