星空を見上げて

・・・・・

「美味しかったー」

「旨かったな」

カレーは想像以上に美味しかった
会計をすませお店の外に出たが外はまだ明るい


「さて他に行きたい所はあるか?」

「うーん圭介さんはどこかありますか?」

「俺はちょくちょく東京に来ているからこれといってないな」

「あの・・ここからスカイツリーまでどのくらいかかりますか?」

「スカイツリー?」

「はい」

「そうだな」
徐にケータイを取りだした圭介さんはスカイツリーまでの行き方を調べている

「ここからだと地下鉄だな、途中乗り変えるが40分くらいで行ける」

「・・・」

「スカイツリーはこの間行ってきたんだろう?」

「昼は行きました、でも夜はまだ行ってません
あの、スカイツリーから見る夜景がキレイらしいんです
それでその夜景を圭介さんと一緒に見たいなと思って」

「一緒に行きませんか?」

「・・今からだとちょっと早いがのんびり行くか」
時計を見ながらそういったので

「はいっ」
私たちはどちらからともなく手を繋いで駅に向かった


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