星空を見上げて
絵里さんが帰るとしばらくして圭介さんから電話があった
これからホテルに戻るのでロビーで待っていてほしいと
私はロビーにあるソファーに座りながらぼんやり彼を待っていた
しばらくするとホテルの入り口に圭介さんを見つけた
彼も私に気がついたようだ、私が立ちあがるとこっちにやってきた
「遅くなった」
「いえまだ大丈夫ですよ」
「よし、それじゃ行こう」
私たちはそのままホテルを出て待ち合わせの場所に向かった
・・・・・
S駅に着いたのは19時少し前、まだ草真さんは来ていなかった
夕方の時間帯ということもあり駅はかなり混雑していた
こんなに混んでて草摩さんに会えるのかな?
しかしそんな心配は必要なかったみたいだ
草摩さんはすぐに私たちを見つけるとこちらに歩いてきた
圭介さんも気がついたようだ、草摩さんは私たちの前に来ると
「葵ちゃん今日は来てくれてありがとう」
「いえ、あのこちら新城さんです」と彼を紹介した
「新城です、初めまして」
「あー昨日名前を聞いたとき、もしやと思ったけど今日会って分った
実は新城さんのこと知ってるんです
というのは俺、新城建設で働いているから」
「えっ?」
「そうでしたか」
「一緒に仕事したことはないですけどね
まさかこんなカタチでお会いすることになるとは」
私が驚いていると
「それじゃ行きますか」
そう言って草摩さんが歩きだしたので私たちはあとをついていった