星空を見上げて

・・・・・

その後も少し話をしたあと夕食に誘われたが
圭介さんは明日も仕事だったので丁寧にお断りさせてもらった

玄関を出ると

「今日は有難うございました」

「いや会えてよかったよ、それで北海道にはいつ?」

「4日後には帰ります」

「そうか・・北海道に行っても連絡は忘れないで
どこに行っても葵ちゃんは僕たちの大事な姪なんだから」

「伯父さん」

伯父さんは新城さんの顔を見ると

「新城さん葵ちゃんのことよろしくお願いします」

「はい」

「伯父さん、じゃあ」

「うん気をつけて」

「では失礼します」

私たちは伯父さんの家をあとに歩きだした
ちらっと振り向くとずっと私たちを見送ってくれていて泣きそうになった
繋いだ手をきゅっと握ると圭介さんは優しく微笑んでいた

駐車場に戻りクルマに乗ると走り出す前に彼に声をかけた

「圭介さん」

「ん?」

「今日は有難う、圭介さんと一緒に来れて良かった
私、今日のこと忘れない」

「葵」

圭介さんはちゅっと私にキスをしアタマをくしゃっと撫でた
そして

「さてそれじゃ帰ろうか」

「はい」


< 69 / 183 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop