年下彼氏と甘い恋





オフィスが静まり返り、一斉に注目を集める私。

そんな私は、飛び散ったコーンスープでびっしょり濡れていた。





「嫌だぁ……」




近くにいた女性が私を見てあざ笑う。

そんな視線に包まれ、下を向いて震えていた。



惨めだ、凄く惨めでこの場から消えてしまいたい。

もう、こんな所にいたくない!!








「ちょっと君!何してるんだ!

君のせいで楽しい試食会が台無しだよ」




恐る恐る見上げると、普段は優しい部長が私を睨み下ろしていた。

ただ、その顔は真っ赤だ。

酒に酔っているのだろう。

タチが悪いことに、彼は空になったワインのボトルを持っている。

それで私を攻撃するつもりだろうか。

正当防衛でやり返すことだって出来る。

だけど、部長を攻撃なんて出来るはずもない。


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