年下彼氏と甘い恋





だけど、野村君が買い出しに行ってくれたのは事実で、



「うん、分かった」



努めて笑顔で振る舞った。




「私が準備するね」





私が準備するのは当然かもしれない。

だけど、野村君に言われると、どうしても引っかかってしまう。





そんな私に、



「里佳子、手伝うよ」



陽太が言ってくれる。

その言葉にホッとした。

それと同時に陽太には甘えていけないと言い聞かせる。




「大丈夫だよ、一人で出来るから!」



「うん、でも、俺にもやらせて?」




そう言ってぎゅっと掴まれた手を……力いっぱい振り払っていた。




陽太は何もなかったかのようにいつも通りで、きっと私の気持ちなんて知るはずもない。

知ったとしても、モテモテの陽太には分かるはずもない!


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