年下彼氏と甘い恋
陽太から離れようとしているのに、私をがっちりホールドして離してくれない。
酷い男だ。
「そういえば空手やってるんだろ?
どうりで強いと思った」
森本先輩に、
「でも最近、身体なまってしまって」
困ったように陽太は言う。
そんななまってしまった陽太にも、私は勝つことが出来ない。
何もかもが私より優っている陽太がずるいと思ってしまった。
そんなことをぼんやり考える私の耳に、奥原さんのありえない言葉が飛び込んでくる。
「お前ら、ベッドの中でも組手するのか?」
「なっ……」
例外なく真っ赤になる私の頭の中には、優しいキスや熱い身体の記憶が蘇る。
それを追い払うように首を振った。