年下彼氏と甘い恋







家に帰り、濡れた服を脱ぎ、熱いお湯に浸かった。

それでようやく身体が熱を持ち、氷が溶けていくように指先が熱くなる。




ユニットバスに一緒に浸かる陽太は、



「うー、あったかいのいいねー」



なんて言うけど、そんな陽太に合わせる顔がなくて背を向けた。

身体は温まったのに、震えが止まらない私を、陽太はそっと抱きしめてくれた。

そんな陽太に、ただひたすらごめんと謝ることしか出来なかった。


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