HEROに花束を(完)
*
まだまだ盛り上がっている屋台の間を、千秋ちゃんと別れて一人で歩く。
空を見上げれば、街の雲で見えない星たち。
本当はそこにいるのに見えないっていうもどかしさ。
わたしは靴擦れした足を少し引きずるようにしながら、少し煙臭い夏祭りの道を急ぐ。
千秋ちゃんは花火には間に合わず、予定があって帰ってしまった。
このまま一人で花火を見るのも悲しいだけだ。
「帰ろう。」
そう自分につぶやいて角を曲がったその時、
「あっ。」
そんな声が聞こえて振り返る。
「や、やっほー。」
まだまだ盛り上がっている屋台の間を、千秋ちゃんと別れて一人で歩く。
空を見上げれば、街の雲で見えない星たち。
本当はそこにいるのに見えないっていうもどかしさ。
わたしは靴擦れした足を少し引きずるようにしながら、少し煙臭い夏祭りの道を急ぐ。
千秋ちゃんは花火には間に合わず、予定があって帰ってしまった。
このまま一人で花火を見るのも悲しいだけだ。
「帰ろう。」
そう自分につぶやいて角を曲がったその時、
「あっ。」
そんな声が聞こえて振り返る。
「や、やっほー。」