桜樺 -ouka-



血ぶりをして刀を鞘に収めると、男は私に近づいてきた。






「大丈夫?」






彼の声は酷く透き通っていてとても美しく聞こえた。






そして私の意識は遠く遠のいていった。


< 22 / 230 >

この作品をシェア

pagetop