桜樺 -ouka-



が…





鞘から取り出した時、刃は怪しげに輝いていた。





「なっなんだこれ……!!!」





「気持ちの悪い!!」





「ん…?っあ、あ、うああああああっっっっ!!!」





男は私を指差して絶叫、悲鳴をあげている。





「さっ桜?!?!?!」





桜………何?誰?





私はわけがわからずただふたりの顔を見つめていた。





するとそんな態度にも恐怖を覚えたのか、刀を振り上げた。





『っっ!!!!』



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